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お互いの理想の形が結婚という珍しい恋愛

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「愛は全てを与えるもので、恋は全てを奪うもの」なんて喩えがありますが、本当に恋と言うのはそういう心境にさせられるものだと思います。

当時の私はいかに彼を独り占めするか、彼の周り全てを排除したくて仕方ありませんでした。

とても黒い気持ちが渦を巻いて、その渦に自ら巻かれて溺れてしまうのではないかと言う不安を感じていました。
当然、会えるのは嬉しくてはしゃぐけれど、反面会うのが辛い、矛盾した気持ちを抱えて毎日がせつなくて辛い日々でした。

こういう気持ちになってしまうのは、彼にはバツがあり子供を引き取って自分の親と生活をしていたからです。
会う約束をしても、子供の何々がある、親から用事を頼まれてるといつも何かしらあり、私は後回しになってしまうことが多かったからだと思います。

会っている時も、突然携帯が鳴り響き、子供からの帰ってきてコールだったり、親からの子供をかまってやれの内容だったり、気が気じゃありませんでした。
子供と親のいる相手なのだから、そちらを真っ先に見るのは当たり前のことです。

もし、放置などしたら、それは人としてどうかと疑うレベルだと理解はしていて、きちんと彼にもその旨伝えて家に帰すのですが、内心は、お願い、私だけを見て、私のことだけを考えて、親と子供は忘れて……と黒い気持ちでいっぱいでした。

いつしかその黒い気持ちも彼に気づかれて、「どうしてそうやって選択を迫るんだ」と言われました。
私を取るか、家族を取るか、どちらかしかないと、いつの間にか私は口にしたようで、どちらも捨てられないし、どちらも選べないと言う彼の言葉に私は別れを決意して、彼の前から消えることにしました。

彼の近くに居たくて引越しをしてきた私は、今度は彼と離れるためにまた引越しを無言ですることにしたのです。

私のアパートに合鍵で入った彼は、空っぽの部屋を見て怒りとも嘆きともとれるメールと電話をしてきました。

一月ほど離れていた期間に、どうしたらお互いが望む形になるのか考えた彼は、結婚が理想の形になるのではないかと決断し、プロポーズをしてくれました。

今は、「パパは私だけのものだから」と子供たちに言うと、そんなのわかってるよと言ってもらえています。

結婚は、独り占めしたい私、彼女も子供も捨てられない彼の、理想の形に近いものなのかなと思います。